日本大通りにて先行販売した「完熟メロンパルフェ」。芳醇なムスクが香るアールスメロンを贅沢に使用したこちらの一杯には、女性はもちろん、男性のお客様からもご好評の声を頂いております。圧倒的な人気を誇るこちらの商品、焼き菓子が多いUNI COFFEE ROASTERYのなかに、旬のフルーツを使用したゼリー系のアイテムがあれば面白いはず、と感じていたセントラルキッチンの桑野さんの熱い思いと、細やかなこだわりから生まれた商品です。

「ホットサンドなどの”しっかりした食事メニュー”とコーヒーなどドリンクのお供にオーダーされる焼き菓子の”中間”となるメニューはないかと考えたのがもともと。そこで旬のフルーツを使ったゼリー系の商品が面白いかなと思っていましたが、投入を予定していた夏のタイミングで肝心の主役となるフルーツ探しに難航していました」（桑野）

桑野さんが悶々とする日々を過ごしていたそんなある日、「みかん＆ピーチティー」のみかんや「いちごタルト」のいちごでお世話になっている神奈川県三浦の志村大作農園さまからご連絡をいただいたそうです。

「糖度が高く、”メロンの王様”と評されるアールスメロンを使ってみないか、というお話でした。二つ返事で、現地に足を運び、実際に口にして『これしかない』とその場で使用することを決めた」と当時を振り返す桑野さん。メインの食材が決まると早速、厨房で試作が始まりました。

桑野 メインの食材が決まったところで後はテーマ。世の中に無数に存在する色とりどりのパルフェに負けない見た目とコンセプトが必要だと考えた桑野さんは、UNI COFFEE ROASTERYが横浜発のブランドであること、セントラルキッチン近くに横浜のシンボルであるみなとみらいがあることから、”みなとみらいの街並み”を意識した仕上がりにすることを決めました。そのコンセプトは、例えばホイップはランドマークタワーを、てっぺんに載せた半月メロンはインターコンチネンタル横浜を、といった形で息づいています。

もちろん見た目だけでなく、味についても、桑野さんがひとくち食べて惚れ込んだアールスメロンのポテンシャルが最大限に引き立つよう、一杯の中で緻密な計算がさなれています。

乳脂肪35％に抑えたさっぱりした味わいの生クリームのホイップの下には果肉の中でもより甘みの強い部分だけを丸くくり抜いたメロンボール、中程にメロンの甘さを邪魔しない程度に柔らかにバニラが香るブランマンジェを挟んで、下段には果肉と果汁を使用したさっぱりした味わいのゼリーを敷いています。こういった構成にしたのは、アールスメロンの濃厚な甘みと、ほどよい酸味をあえて分けて層にすることで、メロン単体で口にする以上に、アールスメロンの個性が際立つためです。

さらに「一つのメロンで最後まで仕上げてしまうと、個体差で糖度や食感、味に微妙な差が出てしまうため、一つのパルフェに対して数個分のメロンを均等に使っています」と桑野さんが説明する通り、文字通り”贅沢に”アールスメロンが使用されています。

一口食べてみると、口中にアールスメロンの芳醇な香りと濃厚な甘みが広がりますが、そのれでいて、後味はさっぱり。辛党でも甘みに飽きずに最後までしっかりと食べきれます。

その秘密について桑野さんは「下層のゼリーはあえて、メロンの風味を微かに感じ取れるくらいに糖度を抑えています。甘いものが好き、パルフェが好きという方だけでなく、多くの人に食べてもらいたい。多くの人に、私が志村大作農園さまの農場で感じたものと同じ感動を味わってほしい、という思いから、万人の方に愛されるよう、味のバランスは意識しました」と説明します。

期間限定のこちらの商品。日本大通りにお立ち寄りの際は夏の思い出にぜひ、ご賞味ください。